エコキュートとガス給湯器どっちを選ぶ?費用・設置条件・光熱費の考え方
目次
給湯器の交換費用を、この場で確認しませんか?
現在の給湯器タイプと状況を選ぶだけ。個人情報の入力なしで、交換費用の目安が約60秒でわかります。
エコキュートとガス給湯器は、お湯を沸かす仕組みが異なり、初期費用・設置条件・光熱費の考え方にそれぞれ違いがあります。一般に、初期費用はエコキュートのほうが高くなる傾向があり、貯湯タンクなどの設置スペースも必要です。一方でガス給湯器は初期費用を抑えやすく、同じ仕組みでの入れ替えがしやすい傾向があります。光熱費は電気料金プランやお湯の使い方で大きく変わるため、一律にどちらが安いとは言えません。初期費用の目安は試算例で確認し、設置条件と使い方を含めて総合的に選ぶことが大切です。
給湯器を交換するとき、「このままガス給湯器にするか、エコキュートに変えるか」で迷う方は少なくありません。エコキュートは電気でお湯を沸かす方式で、ガス給湯器とは費用の水準も設置の条件も異なります。ただ、どちらが自分の家に合うのかは、初期費用だけでは判断できません。この記事では、エコキュートとガス給湯器の違いを、初期費用・設置条件・光熱費の考え方という3つの観点から整理します。費用は計算連動の試算例で示し、光熱費については料金プランに依存するため具体的な金額ではなく考え方をお伝えします。それぞれが向いているケースを、落ち着いて比較していきましょう。
エコキュートとガス給湯器はどう違うのか
まず、両者の基本的な仕組みの違いを押さえておきましょう。ガス給湯器は、必要なときにガスを燃やして水を温め、その場でお湯を作る方式です。一方エコキュートは、電気でお湯を沸かし、貯湯タンクにためておいて使う方式です。この「その場で沸かす」か「ためておく」かという違いが、費用や設置条件、光熱費の考え方にそれぞれ影響してきます。
- ガス給湯器:ガスを熱源に、使うときにお湯を作ります。本体が比較的コンパクトで、同じ仕組みへの入れ替えがしやすい傾向があります。
- エコキュート:電気を熱源に、ヒートポンプでお湯を沸かして貯湯タンクにためます。タンクとヒートポンプユニットの設置スペースが必要です。
この仕組みの違いから、「初期費用」「設置条件」「光熱費の考え方」に差が生まれます。以下では、この3つの観点を順に見ていきます。どちらが優れているという話ではなく、暮らし方によって向き・不向きが変わる、という視点でご覧ください。
観点1|初期費用の違い
初期費用は、機器本体の価格と設置工事費で構成されます。一般的に、エコキュートのほうがガス給湯器より初期費用は高くなる傾向があります。これは、エコキュートが貯湯タンクとヒートポンプユニットで構成され、本体・設置工事ともに規模が大きくなるためです。具体的にどのくらいの水準になるのかは、条件によって変わります。まずは代表的な条件での試算例で、費用の水準の違いを確認してみましょう。金額はすべて概算で、実際の費用は現地見積もりでご確認ください。
ガス給湯器・20号・追い焚きあり(東京)の交換費用の目安
16〜27万円中央値 21万円
- ガス給湯器 本体+標準工事費(20号)
- 11万円〜17万円
- 追い焚き機能 加算
- 4万円〜7万円
- 合計(地域係数適用後)
- 16万円〜27万円
上はガス給湯器の場合の試算例です。次に、同じ地域でエコキュートに交換する場合の試算例を見てみましょう。仕組みが違うぶん、費用の水準がどう変わるかに注目してください。
エコキュート・370L・追い焚きあり(東京)の交換費用の目安
38〜61万円中央値 50万円
- エコキュート 本体+標準工事費(370L)
- 35万円〜55万円
- 合計(地域係数適用後)
- 38万円〜61万円
2つの試算例を見比べると、同じ「給湯器交換」でも、ガス給湯器とエコキュートでは総額の水準が異なることが分かります。エコキュートはタンク容量の選び方や設置場所の条件によって工事内容が変わるため、費用の幅が広くなりやすいタイプです。初期費用を抑えたい場合はガス給湯器が、電気でお湯を沸かす仕組みに切り替えたい場合はエコキュートが候補になりますが、費用の差だけで決めるのではなく、次に見る設置条件や光熱費の考え方もあわせて判断することが大切です。
費用の内訳やタイプ・号数別の相場をより詳しく知りたい場合は、給湯器交換の費用はいくら?タイプ・号数別の相場と内訳もあわせてご覧ください。本体と工事費の内訳や、費用を抑える考え方まで整理しています。
観点2|設置条件の違い
初期費用と並んで大切なのが、設置条件です。ここは仕組みの違いがはっきり表れる部分で、住まいの状況によっては選択そのものが左右されることもあります。ガス給湯器は本体が比較的コンパクトで、壁掛けや据え置きなど、これまでと同じ場所への入れ替えがしやすい傾向があります。一方、エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットの2つを設置するスペースが必要になります。
そのため、エコキュートを検討する場合は、まず「置き場所を確保できるか」が前提になります。タンクは容量が大きいほどサイズも大きくなるため、家族の人数やお湯の使用量に合った容量を、設置スペースとのバランスで選ぶことになります。次の図で、家族の人数と容量・号数の目安を確認してみましょう。
号数・タンク容量の選び方(家族人数の目安)
目安 1〜2人
目安 2〜3人
目安 4人以上
- 370
- 目安 3〜4人
- 460
- 目安 4〜6人
上の図のように、ガス給湯器の号数もエコキュートのタンク容量も、家族の人数やお湯の使い方に合わせて選びます。エコキュートの場合は、容量が大きいほど設置スペースも必要になるため、容量選びと設置スペースはセットで考えることになります。設置できるかどうか、どの容量が適しているかは、ご自宅の状況によって異なるため、現地調査で確認するのが確実です。容量ごとの費用の目安は、エコキュート(370L)の交換費用相場のページでも確認できます。
給湯器の設置・交換には資格が必要とされ、設置場所や配管・電気工事の条件はご自宅の状況によって異なります。ご自身で設置スペースや工事の可否を判断するのは難しいため、エコキュートへの変更を検討する場合は、必ず現地調査を含めて有資格の専門業者に相談してください。ガス機器の設置・交換も同様に、有資格者への依頼が必要です。
観点3|光熱費の考え方
「エコキュートは光熱費が安い」といった話を耳にすることもありますが、実際にどちらの光熱費が安くなるかは、一律には言えません。なぜなら、光熱費は電気料金プランやガス料金、そしてお湯の使い方によって大きく変わるからです。ここでは具体的な金額ではなく、考え方の枠組みを整理します。
ガス給湯器の場合、ランニングコストはガスの使用量とガス料金によって決まります。エコキュートの場合は、電気でお湯を沸かすため、電気の使用量と契約している電気料金プランによって決まります。特にエコキュートは、夜間などの電力を活用する使い方が案内されることがあり、どの料金プランを契約しているかによって、ランニングコストの考え方が変わってきます。つまり、同じエコキュートでも、ご家庭の料金プラン次第で光熱費の水準は変わるということです。
そのため、光熱費を比較したいときは、「一般にどちらが安いか」を探すよりも、「ご自宅が契約している(あるいは契約を検討している)料金プランで、どちらの仕組みがどのくらいのランニングコストになるか」を具体的に確認するほうが確実です。具体的な金額は電気・ガスの料金プランや使用状況によって異なるため、本記事では金額を示していません。光熱費の目安を知りたい場合は、契約中の料金プランの単価や、電力・ガス会社が案内する試算方法をもとに確認してください。
エコキュートとガス給湯器、それぞれが向いているケース
ここまでの3つの観点を踏まえて、それぞれが向きやすいケースを整理します。あくまで一般的な傾向であり、最終的にはご自宅の状況を総合的に踏まえて判断することが大切です。
ガス給湯器が向きやすいケースとしては、初期費用をなるべく抑えたい場合、これまでと同じ仕組みでシンプルに入れ替えたい場合、設置スペースが限られている場合などが挙げられます。本体がコンパクトで入れ替えがしやすく、初期費用も抑えやすい傾向があるためです。
エコキュートが向きやすいケースとしては、オール電化や電気中心の暮らしを考えている場合、貯湯タンクなどの設置スペースを確保できる場合、初期費用が上がってもよいので電気でお湯を沸かす仕組みにしたい場合などが挙げられます。ただし、光熱費のメリットは料金プランやお湯の使い方に左右されるため、「エコキュートにすれば必ず光熱費が下がる」と決めつけず、ご自宅の料金プランで確認することが大切です。
どちらにするか迷う場合は、まず初期費用の目安を試算例で確認し、次に設置スペースの有無、そして料金プランを踏まえた光熱費の考え方、という順で整理していくと、判断の軸が定まりやすくなります。急いで結論を出す必要はありません。とくにお湯が出ないなどの緊急時でなければ、じっくり比較して納得できる方を選ぶとよいでしょう。
まず費用の目安を確認してみる
エコキュートとガス給湯器のどちらにするか考えるうえで、最初の手がかりになるのが初期費用の目安です。本サイトの費用シミュレーターでは、現在の給湯器タイプ・号数や容量・お住まいの地域などを選ぶだけで、条件に応じた交換費用の目安を約60秒で確認できます。個人情報の入力は不要です。ガス給湯器の場合とエコキュートの場合、それぞれの条件で試してみると、費用水準の違いがつかみやすくなります。
給湯器の交換費用を、この場で確認しませんか?
現在の給湯器タイプと状況を選ぶだけ。個人情報の入力なしで、交換費用の目安が約60秒でわかります。
なお、給湯器の調子が悪い、お湯が出ないといったトラブルがきっかけで交換を検討している場合は、費用の比較よりも先に安全の確認が最優先です。ガス臭や水漏れなどの異常があるときは、無理に操作せず、換気して使用を中止し、専門の窓口に相談してください。確認や対処の具体的な手順は、給湯器のお湯が出ない原因は?まず確認すること・直らないときの対処で整理しています。安全を確保したうえで、落ち着いてエコキュートとガス給湯器を比較していきましょう。
まとめ
エコキュートとガス給湯器は、お湯を沸かす仕組みが異なり、初期費用・設置条件・光熱費の考え方にそれぞれ違いがあります。一般に、初期費用はエコキュートのほうが高くなる傾向があり、貯湯タンクなどの設置スペースも必要です。ガス給湯器は初期費用を抑えやすく、同じ仕組みでの入れ替えがしやすい傾向があります。光熱費は電気料金プランやお湯の使い方によって大きく変わるため、一律にどちらが安いとは言えず、ご自宅の料金プランで確認することが大切です。初期費用の目安は試算例やシミュレーターで確認し、設置条件と使い方を含めて総合的に選ぶことで、自分の暮らしに合った一台を落ち着いて選べます。
本記事について(編集方針と免責)
本記事は、ユワカシ救急編集部が、給湯器メーカーやガス会社・電力会社の公開情報、公的機関の資料などをもとに作成しています。記事の内容はエコキュートとガス給湯器の一般的な違いを整理したものであり、特定の製品を推奨したり、光熱費の削減額を保証したりするものではありません。光熱費・ランニングコストは電気・ガスの料金プランや使用状況によって大きく異なるため、本記事では具体的な金額を示していません。実際の光熱費は各料金プランでご確認ください。設置条件や工事の可否はご自宅の状況によって異なり、給湯器の設置・交換には資格が必要とされます。必ず有資格の専門業者・メーカー・ガス会社にご相談ください。試算例の金額は概算であり、実際の費用は現地見積もりで変動します。
交換費用の目安を、この場で確認しませんか?
現在の給湯器タイプと状況を選ぶだけ。個人情報の入力なしで、交換費用の目安が約60秒でわかります。
よくある質問
Qエコキュートとガス給湯器、初期費用が高いのはどちらですか?
一般的にはエコキュートのほうが初期費用は高くなる傾向があります。エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットで構成され、本体・設置工事ともにガス給湯器より規模が大きくなるためです。ただし号数・容量や設置状況によって金額は変わるため、正確な費用は条件ごとの試算例やシミュレーターでご確認ください。
Q光熱費はエコキュートとガス給湯器のどちらが安くなりますか?
光熱費は電気料金プランやガス料金、お湯の使い方によって大きく変わるため、一律にどちらが安いとは言えません。エコキュートは夜間の電力を活用する使い方が案内されることがあり、料金プランによってランニングコストの考え方が変わります。ご家庭の契約している料金プランや使用状況によって結果が異なるため、具体的な金額は各料金プランでご確認ください。
Q設置スペースがなくてもエコキュートは選べますか?
エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットの設置スペースが必要になるため、置き場所の確保が選択の前提になります。スペースが限られている場合は、設置できるかどうかを含めて現地調査で確認する必要があります。設置条件はご自宅の状況によって異なるため、専門業者に相談して確認するのが確実です。
Q今ガス給湯器を使っています。エコキュートに変えたほうがよいですか?
必ずしも変えたほうがよいとは限りません。初期費用・設置スペース・光熱費の考え方・今後の使い方などを総合的に踏まえて判断することが大切です。オール電化や電気中心の暮らしを考えている場合はエコキュートが候補になりやすく、初期費用を抑えて同じ仕組みで入れ替えたい場合はガス給湯器が向きやすい傾向があります。
Q費用の目安を先に知る方法はありますか?
本サイトの費用シミュレーターで、現在の給湯器タイプ・号数や容量・お住まいの地域などを選ぶと、条件に応じた交換費用の目安を約60秒で確認できます。個人情報の入力は不要です。記事内の試算例もあわせてご覧いただくと、タイプによる費用水準の違いがつかみやすくなります。